4月22日は本校の前身・学校法人千葉国際の創立者である初代理事長・前田久吉先生の誕生日にあたります。本校では、学園創立者の建学の精神を永く継承するためこの日を「学園記念日」と定めています。
前田久吉先生のお母さんは多くの子供を畑仕事をしながら育てられました。苦労をかけたお母さんへの感謝の気持ちを込めてつくられたのが「マザー牧場」です。このような先生に学び、学園記念日には、いつもお世話になっている「家族や友人などへの尊敬・感謝の気持ち」をあらためて思い起こすとともに、いま学校生活の中でどう生きるべきなのかを考えてみてください。
【前田久吉先生の足跡】
先生は、1893年(明治26年)、大阪府の農家に8人兄弟姉妹の三男として生まれました。当時の農業に対する環境は厳しく、先生は小学校卒業後、進学することをあきらめ、わずか11歳で奉公になったのでした。
やがて自ら大阪市民のために大阪新聞を刊行したのを皮切りに、産経新聞、大阪通信大学、東京タワーなどを相次いで創立されました。そして参議院議員として国政にも尽くされました。
さらに、千葉県南部の開発・産業発展を考え、房総開発、マザー牧場などを設立。また鹿野山に、千葉国際の前身である房総学園高等学校を創立しました。その遺志を、翔凜中学校・高等学校は引き継ぎました。